最終回まで一回のみを残したSBS水木ドラマ「美しい君に」がどんなメッセージで幕を閉じるか関心が集まっている。「美しい君に」は走高跳び金メダルリスト「ガン・テジュン（SHINeeミノ）に会うために太平洋を渡って男体育高等学校に偽装転校全「ク・ジェヒ（ソルリ）」の左衝右突な話を談を描いた青春ドラマ。去る放送では、テジュンが経験した不振の原因であるお母さんの死に縛られたお父さんとの葛藤が解消され、ジェヒに対する切ない感情が告白につながるなどクライマックスに駆け上がる展開で劇的楽しさを加えている状況だ。しかしこのような展開とは別に「美しい君に」は最近放送が視聴率４％台から脱することができないという状況でもある。水木ドラマの競争には遅れたが「美しい君に」の持った美徳は現在進行形だ。「美しい君に」は青春物を掲げその同じ年齢に経験することができる悩みと葛藤など人生の精製されない過程そのものを盛り出すドラマだ。青春の不安と傷跡など整形化されない薄緑色の悩みがドラマを青臭く染めている。「美しい君に」の色回りが薄緑であることはこの作品の核心などから現われている。そのほかのドラマたちが人物間の相反する目標を踏み台として、力強く対立関係を形成するのと違い「美しい君に」は同じ年齢の友達との関係の中で、人物たちが各自の傷を回復して内的に成熟していく過程を画面に込める。親の離婚とそれによった急な移民で人種差別と虐待の中に育ったジェヒと、お母さんを失った以後冷情なお父さん下でさびしく育ったテジョンは、大人たちの世の中で傷ついた青春だがお互いを慰めながら成長して行く。少年の悩みはすなわち少女の悩みになって親から受けることができなかった慰労を友達の仲で捜す２人は大人たちの世界では多少不慣れな「友情」という価値を胸に銘じてその大切さ学ぶ。嘱望される走高跳びメダリストだったが不振に苦しむテジュンを再起するさせるためにジェヒが太平洋を渡って男高等学校で偽装転校まで敢行するという設定が本当に負担ではないことはまさにこのためだ。虐待によって希望のなかったジェヒの人生にテジョンはまた生きる理由になり、テジョンは母親の死以後忘れることだけで過ごしてきた無条件的な愛の存在をジェヒを通して回復し、二人の間には友情を越した絶対的な紐帯感が形成される。純粋な時代にできるちょっと無謀できわまりない熱情は、たとえさまざまな面でこの作品が不足さを指摘されようとも他のドラマたちが真似ることのできない「美しい君に」だけの力を持つ。


☆参考記事☆
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=106&oid=109&aid=0002420211