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栄州(ヨンジュ)《ムソム村(水島里伝統村)》
WRITTEN BY : KEI
体験レーポート一登録日時 : 2012-09-28
カテゴリー : 体験記事
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栄州(ヨンジュ)市内から車で約30分ほどの水の上に浮かぶ蓮華のような形のムソム村。三面を囲んで流れる乃城川に沿って銀白色の砂浜や低い山の美しい自然と古屋が調和し、物静かな雰囲気を漂わせていて、複雑な都心を離れてのんびりとした故郷の風景を味わうことができるところです。ここに人が定着して住み始めたのは17世紀中盤で、藩南朴氏(パンナムパクシ)が最初に住みはじめた後、彼のひ孫の婿である宣城金氏(ソンソンキムシ)と一緒に住み、今日まで一族の集まる村として残っています。全部で48家族100人ほどの住民は住んでいるんですが、家屋の38棟が伝統家屋で、16棟は100年を超えた朝鮮時代後期の典型的な士大夫の家屋です。それこそ村の全体が古宅と東屋(亭)で成り立っていて、安東河回村(アンドンハフェマウル)と地形的にも似ている自然条件を誇っています。安東河回村とは違いそんなに知られていないため、昔の雰囲気をそのまま味わうことのできます。これはムソム村だけがもっている特徴です。

そんなムソム村に行ってきました!

ソウルを出発して2時間くらいたつとどんどん山の中へ。家も少しぽつぽつとしかなく辺りは山と畑とたんぼだけ。そんな田舎道を走っていると突然目の前に橋が!ついに「ソム村(水島里伝統村)」へ到着です!橋を渡っている私たちの目には太陽の光でキラキラと輝く川と私が1番見たかった「一本橋」が!車を降り真っ先に向かいたかったんですが、興奮した気持ちを抑え村を少しだけ見学してみることに。山の上まで続く一本道には昔のままの家々が立ち並んでいて、味噌を作っているところや屋根の上にカボチャを栽培している家もありました。途中で民泊の看板をみつけもう少し登ってみると民泊発見!お部屋も覗かせてもらいました!昔のかまどがそのまま残っていたり、今でも実際に使われている農具などがたくさん置いてあって、その時代の息づかいを感じることができました。お昼すぎに到着した私たちはお腹がすき昼食をとることにしました。ムソム村にはたった1つしか食堂がないということなので、その食堂「コルドンバン」に行って見ました。

▽食堂「コルドンバン」
1番有名だという「ソンビ定食」を頼んだのですが、次々に出てくるおいしそうな料理にお腹の空いた私はよだれがたれてしまいそうでした。1つ1つ説明をしながら出してくださったので、その説明のおかげでさらに食欲がわきました。1口食べてみると何とも言えないおいしさで、素材を生かした味付けがされていて無駄なものが全く入っていないような、おかず1つ1つに昔の味わいを感じることができるような、そんな味にとても感動しました。見た目では少し物足りないような感じもしましたが、実際食べてみると量が多いくらいでした。人が少なくとても静かで、ゆったりと流れる時間を楽しみながら大満足の昼食になりました。

そしてそして!ついに念願の「一本橋(ウェナムダリ)」!

▽一本橋
ドラマでイナがユニに愛の告白をした橋ですね!橋を渡ろうと走っていくと岸側が工事中...渡ることはできないんだと思っていると工事中のおじさんが「渡っていいよ」と!ご親切にショベルカーで橋へ上りやすくまでしてくれて本当に本当にラッキーでした!おじさんありがとう!そんな「一本橋」は想像していたよりも長く、一直線だと思っていたんですが何度か湾曲していました。橋を渡っている途中、川の水があまりにもきれいで飛び込んでしまいたくなりました。「ここでイナがユニに愛の告白をしたんだ」とそのシーンを思い返すと、まるでドラマの中に入り込んでしまったかのような気分になりました。砂浜ではイナが始めて「ラブレイン」を唄うシーンが撮影されたので、私たちも「ラブレイン」を口ずさみながら「一本橋」に別れをつげました。

次は本格的にムソム村の中を見学することにしました。ムソム村では色とりどりの花がたくさん植えられていて、家ごとに色や種類も違うのでどこへ行っても違う雰囲気を味わうことができました。特に今の時期はコスモスがたくさん咲いていて、コスモスと伝統家屋がマッチして情緒あふれる景観になっていました。ドラマで使われた家を探しまわっていたんですが、なかなか見つからずあきらめかけたころ、偶然に入ったおばあちゃんの家にその家があったんです!正面から見ただけでは絶対に見つけることのできないその家を探し出したのは奇跡です!そこに住んでいるおばあちゃんに「ここで撮影された」っていう看板をたてるように言ったんですが、おばあちゃんは自分の家で撮影されたことを何故か知らなく、何で私たちがこんなに興奮しているのかわからないみたいでした。今回は村一周はできなかったんですが、秋が過ぎてしまう前にもう1度来てゆっくり散策をしてみたいです。
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ソウルトモの『女の香り+韓国ドラマロケ地ホテル「メイフィールド」ツアー』
WRITTEN BY : ike
体験レーポート一登録日時 : 2012-09-24
カテゴリー : 体験記事
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ソウルトモの『女の香り+韓国ドラマロケ地ホテル「メイフィールド」ツアー』でもみなさまをご案内するホテル「メイフィールド」へ行ってきました!韓国で、リゾートホテルとしても有名なホテル「メイフィールド」に行ってきました!金浦空港からバスで約5分という立地に位置していて、豊かな自然に囲まれヨーロッパ風の建物が魅力の有名なリゾートホテルなんですよ^^ソウル市内からだと地下鉄で約40分くらいかかりました。ホテルの最寄り駅である송정(ソンジョン)駅や金浦空港からホテルの無料シャトルバスが出ているのでとても便利です。ホテルの敷地内に入る門をくぐると、そこにはたくさんの木々が立ち並んでいてソウル市内のホテルとは一味違った雰囲気を味わうことができました。

メイフィールドホテルおすすめの「スイートルーム」

施設内にはスイートルーム専用の建物が別にあり、中に入るとすぐスヌーピーがお出迎えしてくれます!ロビーには「スヌーピーカフェ」があり値段もアイスアメリカーノが3,900ウォンとお手ごろ!長期滞在のお客様に合わせて少しお手軽な価格で販売しているとのことでした。スヌーピーカフェにさよならをつげさっそくスイートルームへ!人生で始めてのスイートルームへの踏み入れ。。少しドキドキしました。ホテルはできたばかりでまだお客さんが1人も泊まっていないそうです!そのせいか改装中の部屋が多く見られました。

《スタジオスイート》
メイフィールドホテルのスイートルームは、長期滞在者のために作られたお部屋で、大きなクローゼット・靴箱・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・電子コンロ・食器類が全てそろっていました。とても清潔で広々としていてここはホテルではなく普通のワンルームではないの?という考えもよぎり、ここに住みたい!と思う気持ちがどんどん大きくなっていきました。窓からは金浦空港がすぐそこに見え、飛行機の離着陸も見ることのできる贅沢なお部屋でした。角の部屋には、上を見上げるとガラス張りの天上部分があり、ソファに座りながら、ベットで寝転がりながら夜空をみあげることができるとてもロマンチクな部屋になっていました。こんなところに恋人と一緒にこれたらいいなぁと、そんな思いもよぎりました。スタジオスイートルームは計30の部屋があり、お値段は部屋の広さによって異なりますが、1日の宿泊で270,000ウォン(税別)~350,000ウォン(税別)、1ヶ月の宿泊は3,500,000ウォン(税別)~3,800,000ウォン(税別)です。この値段でスイートルームに泊まれちゃうなんてとてもお徳ですね!新婚旅行でここを利用するのもとてもいいなぁと思いました。

《デュープレックススイート》
こちらは2階建て構造になっていてベットとバスルームが2つ備わっていました。家族での宿泊にぴったりのお部屋ですね。あるいは友達とのパティなんかもしちゃったりして..そんな想像がどんどん沸いてくるお部屋でした。今回ホテルを案内してくれたシム・ウィラさんも、ソファに座ってお酒を飲む演技をしたりしてはしゃいでいました。計4つのお部屋があり、お値段は1ベットルームも2ベットルームも1日500,000ウォン(税金別)、1ヶ月6,500,000(税別)です。他にも《1ベットルームスイート》が23つあり、総57部屋で構成されたメイフィールドホテルのスイートルームでした!

《ホテル内施設》
メイフィールドスイートには大小合わせた3つのプールが備えられており、25m4ラインのプールのほかに子供専用のプールもありました。プールの入口には、以前はスキューバーダイビングの体験ができた空間を利用し、子供が遊べる遊戯室に改装されていました。ここのプールの水には海水が含まれていて舐めるとしょっぱいんだとプールの監視をしていたおじさんが教えてくれました!ジムは広々とした空間にたくさんの機械が備えられていて、窓側ではゴルフ場のコースを見ながら運動を楽しめるようになていました。ホテル利用者はプールもジムも無料で使用できるそうです。

《ゴルフ場》
ゴルフ場は3階建てで全ての階に25打席ずつ打席が備えられています。70分で20,000ウォン(税別)で利用することができるので、時間を有意義に使っていただけるのではないでしょうか。ゴルフ経験のない私は、300ヤードという広さの爽快さに1球打ってみたくなりました。この周りには総9ホールの練習用コースもあり3階からコースを見渡すこともできちゃいます。ゴルフがお好きな方にはとっておきですね!

いざドラマの撮影場所へ!

ベルタワーガーデン
ラ・フェスタ
李園
ホテル「メイフィールド」は韓国ドラマの撮影地としても有名で、ホテルで流れるホテルのCMにもその一部が流されています。そのCMに登場する場所を案内していただきました!

《ベルタワーガーデン》
広い敷地に一面に芝生が敷き詰められたベルタワーガーデンは、自然の美しさをそのまま感じながら結婚式ができる会場で、「コーヒープリンス1号店」でチェ・ハンソンとハン・ユジュの結婚式のシーンや、「あなた笑って」でカン・ヒョンスとソ・ジョンインの結婚式のシーン、今年の夏に日本でも放送された「お嬢様をお願い」でカン・ヘナが会社の重役たちの前でスピーチをするシーンなどが撮影されています。綺麗な緑色の芝生の中心の、ステージまでまっすぐ続くバージンロードはとても綺麗でここで結婚式を挙げたいなぁと感じてしまうほどでした。今回は何も行われていなくて、結婚式の会場とは少し雰囲気が違うなぁと感じましたが、実際に結婚式がある日は真っ白なテーブルがならび、ドラマの中とそっくりな雰囲気になるそうです。ベルタワーガーデンの裏側にある階段の前ではチェ・ハンギョルがコ・ウチャンに指輪をはめるシーンが撮影されました(コーヒープリンス1号店)。

《イタリアンレストラン「ラ・フェスタ」》
愛情万々歳、シンデレラのお姉さん、49日などの会食のシーンで使われたレストラン。俳優たちが実際に座った席に座って、おいしいイタリアンを楽しんでみたいですね。

《ロビー》
ロビーに入ると左側に大きな絵が飾られていました。よくよく見てみるとそれは「メイフィールド」をかわいいタッチで描いて作品でした。この絵はロマンスタウンでカン・ゴヌのおじいさんの作品として扱われ、ノ・スングムと一緒にこの作品を見に訪れるシーンで使われました。ロビーでは他にも「愛情万々歳」「お嬢様をお願い」「シンデレラのお姉さん」「49日」など、細かいシーンの撮影で多く使われています。ドラマをよくよく見てみると、そのドラマごとにロビーに置いてある物が少しずつ変えられドラマごとに雰囲気が違って、本当に同じ場所で撮影したのかと不思議になるくらいでした。


ラ・フェスタ
楽園
蓮莱軒
《イタリアンレストラン「ラ・フェスタ」》
「第二弾」でもご紹介したこのレストランはランチにビュッフェを楽しむことができます。ビュッフェだけでは物足りないという方は料金を追加していただければパスタやお肉料理などもご一緒に召し上がっていただくことができます。全体的にすっきりとした雰囲気で壁がガラス張りになっていますので、季節ごとに変わっていく景色を見ながらのランチを楽しむことができ、また格別ですね。
▽ランチメニュー▽
ビュッフェ+デザート+コーヒー(紅茶)・・・32,000ウォン(税別)
ビュッフェ+パスタ(リゾット)+デザート+コーヒー(紅茶)・・・40,000ウォン(税別)ビュッフェ+お肉料理(お魚料理)+デザート+コーヒー(紅茶)・・・42,000ウォン(税別)
(営業時間:月~金 12:00~15:00)

《楽園(ナグォン)》
女の香り+韓国ドラマロケ地ホテル「メイフィールド」ツアーではこちらの「楽園」で昼食にプルコギを召し上がっていただきます。楽園はもともと高級な「韓牛(ハヌ)」のお肉が食べられる焼肉屋なんですがまったく焼肉の匂いがしないんです!不思議に思って聞いてみると、天上などがヒノキで作られているためヒノキが匂いを全て吸収してくれるんだそうです!確かに部屋の中はヒノキのいい香りが漂っていました。楽園には日本からも政治家などが訪れており、有名人のサインがいくつか展示されていました。ホテル内で結婚式を挙げれるということで、「楽園」では結婚前の両家の顔合わせでもよく使われるそうでうす。実際にここでプルコギをいただいたんですが、メインのプルコギ以外にもおかずがたくさんでてきてどれもおいしい物ばかり!プルコギが完成する前にお腹がいっぱいになってしまいそうでした。プルコギができあがってついに韓牛を食べる瞬間が!一口食べてみると、今まで食べたことのないような食感と味が口全体に広まり「楽園」という名前にふさわしく私の心も幸せになりました。最後にはテンジャンチゲまでいただいて大大大大満足の昼食になりました。
《蓮莱軒(ボンレホン)》

「楽園」の横にある「蓮莱軒」ではランチのスペシャルメニューで韓国伝統の韓屋で宮中韓定食を食べることができ、韓国固有の味と雰囲気を味わうことのできるレストランです。「蓮莱軒」の門をくぐった瞬間、韓国独特の色彩で覆われた韓屋が目にとまります。ヨーロッパ風のホテルがすぐ横にあるのに、まるで違う遠い場所に来たかのような気分になりました。芝生と木でぎっしりの庭の真ん中には池があり、韓国式でありながらもどこか和風を感じさせる、日本人にとってはとてもおちつく部屋の中から眺める、芝生と木でぎっしりの庭に心と体も癒されるようです。庭の真ん中には池があり、そんなお庭を見ながらのお食事はこんな贅沢はないといったような感じです。
▽ランチスペシャルメニュー▽
山菜ナムルの石焼ビビンバ(特性お粥・水キムチ・海鮮の冷菜・デザート)・・・28,000ウォン(税別)
カボチャとタチウオの煮付け(特性お粥・水キムチ・海鮮の冷菜・ご飯とスープ・デザート)・・・33,000ウォン(税別)
山菜マツタケのエゴマスープ(特性お粥・水キムチ・有機農野菜サラダ・ご飯)・・・35,000ウォン(税別)
(営業時間:月~金 12:00~15:00)

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延世大学校 言語研究教育院 韓国語学堂 留学生インタビュー
WRITTEN BY : 지호순
体験レーポート一登録日時 : 2012-04-09
カテゴリー : 体験記事
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Mさん(21歳)
大学付属語学堂は数多くあれど、留学生の中で安定した人気を誇る、延世大学の語学堂。韓国に興味を持たれた方であれば一度はその名を耳にしたことのある大学ではないでしょうか。今回、延世大学語学堂で韓国語を勉強中のMさんに語学堂の実際・韓国での生活・今後について、詳しくお話を伺いました。「時間がある時は、平日だったら梨大・弘大、休日だったら江南・アックジョンまで足を伸ばして気分転換してます!」
故郷の方言と韓国語が似ている!?
―簡単に自己紹介と、韓国に興味を持ったきっかけを教えてください。
Mさん:東京の私立大学の3年生で、交換留学生として延世大学語学堂に来て7ヶ月位になります。今年(2011年)の4月に1級から入り、現在3級(中級の第1段階)に通っています。韓国に興味を持ったのは、大学2年の夏に「美男ですね」を見て、ストーリーに引き込まれてしまったんです。そこで同じ大学に通う韓国人の友人に、韓国語を教えてもらうようになりました。私は、あまりドラマやアイドルにはまるタイプではないので、学ぶにつれて自然に語学に興味が移りました。
―ということは、今をときめくKPOPアイドルにも大して興味はありませんか?
Mさん:実は留学直前まで良く知らなかったんですが、今はINFINITE (インフィニット:7人組の男性ボーカルダンスグループ)をよく聴いています(笑)。
―なるほど。今、INFINITEは人気急上昇中ですよね(笑)。街中を歩いているとよく耳にしますものね。語学から韓国への関心が大きくなったということですが、もう少し詳しく教えて下さい。
Mさん:私の故郷は宮崎なのですが、宮崎の方言と韓国語が近い気がしたのです。韓国語で「大変だ」は「ひんどぅるだ(힘들다)」と言いますが、宮崎では「ひんだるだ」と言います。また、「すごく」は「てげ(대개)」、宮崎では「でげかわいいね!(すごく可愛いね!)」と(笑)。イントネーションもほとんど同じで、とても親近感が湧きました。勉強を始めて日も浅い頃にそういった発見があったので、韓国語が身近に感じられましたし、実際に暮らしてみたいという思いが強くなり、留学を決めました。
徐々に増えていくスピーキングの時間
―大学のプログラムで留学されているようですが、なぜ延世大学に?
Mさん:大学の先生で韓国人の方がいらっしゃり、相談しに行ったところ、延世大学を薦められました。語学堂の中で一番有名で、カリキュラムもやバックアップもしっかりしてくれるから心配いらないとのことでしたので、迷いはなかったです。
―語学堂の雰囲気はどうですか?大学は大きいですけど、語学堂自体はこじんまりとしていて、自然も多いし、静かで過ごしやすいと思いましたけど。
Mさん:はい、その通りです。駅から少し遠いのと、語学堂の前にちょっとした坂があるのが難点ですけど、語学堂の隣にとても綺麗な寄宿舎があって、その1階に食堂やカフェ、コンビニ、ATMもあるので不自由は感じないですね。先生は女性の方がほとんどで、20代後半から40代の方、特に30代前後の先生が多いと思います。
―Mさんのクラスや授業はどうですか?
Mさん:私のクラスは11人(内訳:日本7、中国3、アメリカ1)で、活発な人が多くて、しゃべるのが億劫な人はいないですね。授業は先生と会話のキャッチボールをしながら進んでいく感じです。例えば、新しい文法を学ぶ時は、まず先生が板書しながら詳しく説明をして下さいます。中級クラスなので、わからない所があったら生徒の方から授業を止めてすぐ質問しています。説明が終わったら、教科書の見開きの練習問題を解き、その後に「この文法を使って会話してみて!」と。当てられます(笑)。
―延世大は文法重視とよく聞きますが・・・
Mさん:確かに初級の頃は、文法の練習問題や読解問題をたくさん解きましたが、中級に上がってからスピーキングの時間が増えました。文法に関しては、ワークブックを使って家でしっかり自習をするようにと先生から言われています。自主性に任されるようになったので、勉強が本格的になってきたと感じました。授業・宿題・自習の内容も級によって違うようです。
―初級と中級の授業内容で異なることは他にありますか?
Mさん:週2回、3時間目(50分間)に選択班があります。スピーキング・リスニング・ライティング班から伸ばしたい分野を選んで授業を受けます。私はスピーキング班ですが、その日のテーマに関してグループディスカッションをします。今までに、「韓国でオススメの場所」「学校の施設について調べて発表」などのテーマがありました。ひたすら話し続けるので、疲れますけど面白いですよ!
―Mさんの自習の仕方について詳しく教えて下さい。
Mさん:2級になってから予習も始めました。その日に学んだ「まとめノート」は授業中に作り、何度も見返すようにしています。また授業にはまったく関係ないことですが、韓国の歌を和訳する「歌詞ノート」を時間を見つけては作っています。よく聴く曲だと単語がするすると頭に入ってくるし、学校の授業で突然出てきたりするので面白いです。実は、このノートは留学する前の去年の夏に始めました。記念すべき1曲目は、ドラマ「ベートーベン・ウィルス」(チャン・グンソク出演)OSTに入っていた曲です。ハングルに慣れていないから、歌詞を写すだけでも時間がかかり、文法も全く知らなかったので、完成に丸1日かかったのを覚えています。でも今は30分程度しかかかりません。意味を調べる回数も減りましたし、成果が目に見えてわかるのでオススメの自習法です!
人気の延世大語学堂に短所ってあるの?
―延世大語学堂の長所を教えてください。
Mさん:教科書がフルカラーで説明も分かり易くできていると思います。そして他の語学堂に比べると、人が格段に多いので嫌がる人もいますが、私は、名前は知らないけど挨拶する人がいたり、多国籍なので面白いと思います。
―多国籍とは・・・
Mさん:私は1級から入っているので、その頃の友人と一緒に遊ぶことが多いんですね。そのグループがドイツ、ブラジル、アラスカ、ハワイ、シンガポールと、留学しなければ出会わなかっただろうなという国の方ばかりで(笑)。級が上がるにつれて日本人や中国人が増えて、欧米の方は帰国する傾向にあると聞くので、韓国語初級レベルで語学堂選びに迷っている方で、「インターナショナルな出会い」も求めている方には結構オススメです!
―なるほど。難しい質問ですが、逆に短所はあると思いますか?
Mさん:学費が高いことと、発表行事が各級に必ずあることです。3級は演劇で、2週間位の準備期間で衣装・台本・音楽などを全て自分たちで用意しなければならないのですが、授業のない午後は、会社やアルバイトなどで集まれない人が多いので大変です。クラスの交流にはなると思うのですが、学校側の意図がいまいち理解できません。韓国人との交流ができる行事であれば参加したいのですが・・・。よく友達と愚痴をこぼしています(笑)。
そして、これから
―留学もあと1学期を残すのみとなってしまいましたが、帰国後の計画があれば教えてください。
Mさん:帰国したら、大学4年なので実習・卒論執筆・就職活動とやらなければならないことが山積みです。留学で培ったエネルギーで最後までしっかりやり抜くつもりです。就職は絶対に韓国に関する仕事を!とは思っていません。勿論、何かしら絡んでいれば面白いと思うのですが・・・。韓国に来て、色んな世代・国の方々と出会って思ったのは、「人生って10年後、20年後の計画なんて、きっちり立てられるわけがない」と。日本で、いわゆる大企業に就職したとしても、自分に合っていなければ意味がないと思うんです。その都度、色んな選択肢の中からベストを選んでいきたいです。留学して、就職や生き方に関する見方が変わってよかったと思っています。韓国語の勉強ですが、留学終了時に韓国語がペラペラになっているとは思えないので(笑)、日本に帰っても韓国人の方を捕まえて勉強を続けて行きたいです!

いかがでしたか?初級は文法をしっかりと、徐々にスピーキングの時間が増えていくスタイルの「延世大学語学堂」、語学堂のある新村の活気ある雰囲気・・・人気の一面をご理解頂けましたでしょうか?留学から、自分の未来へのヒントをしっかり掴んだMさん。日本でのご活躍もお祈りしています!

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